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福岡県北東部に位置する京築(けいちく)地域(2市5町)には神楽や修験道に関わる祭礼など多くの伝統文化が伝えられてきました。京築地域では神楽が地元の人々に愛され、今も暮らしの中に深く根づいています。
平成28年3月には、京築地域を中心とした旧豊前国(福岡県東部〜大分県北部)の神楽が、「豊前神楽」として国の重要無形民俗文化財に指定されました。複数県にまたがる民俗芸能の指定は初めてのことで、京築地域では、28の神楽団体が指定され、活動しています。
京築地域には、求菩提山(くぼてさん)をはじめとする多くの修験の山があり、京築神楽の代表的な演目「湯立(ゆだて)神楽」にもその影響を見ることができます。
京築神楽を特徴づける祈祷色の強い演目で、釜の湯が煮えたぎる中、10mの柱(斎鉾)に登る鬼、炭の上を裸足で歩く火渡りなど、山伏の厳しい修行を思い起こさせます。
このように独自性を育んできた京築神楽は、地域の人々によって大切に守られ、子どもたちへ受け継がれています。